相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

なんだかバタバタしていたからお休みしちゃってすまなかったね。今週は添削していくよ。

師匠、こんばんは!先週の結果。配当落ち分で一時21700円付近まで下げた日経ですが少し戻して21878円で引けました。この結果株価は9MAを割り込んでまいりましたのでいよいよ下落か?と言う場面です。

今週の予想

「日経」株価は9MAを割ってまいりました。上昇する21MAは63MAをGCいたしました。21MAを株価が迎えに行くか、待って再度上昇に転じるかと言う場面です。日柄的には短期下降波動と考える場面だと考えますし、また4/24の高値22362円を取れなかった事も下降波動を示唆している様に思えます。

取りあえず目先22,362円を取れなかったのは大きいね。株価は9.21MAの間で推移しているけど上値で9MAが効くかどうかに注目したい。下からは21MAが上がってきている。このチャートであれば一旦21MAは効くと考えておこう。

大雑把に見れば20000円と22000円のボックスの中の動きのように見えます。髭で戻した21700円付近は前回揉んでいた価格帯なので下に抜けるか否かは微妙です。抜ければ上昇する21MAが21500円付近で待っております。ここを抜ければ下の窓21000円付近まで行きそうです。上値は重くボックス上限の22000円付近からは上げにくい状況見えます。日経は下げ目線で良いと思いますが各種指標を見て行きます。

上下の抵抗線と考えるのは良いけど、20,000-22,000のBOXというのはレンジも大きすぎるし期間も長くなるからあまり意味があるとは言えないね。

TOPIX]日経とよく似たチャートです。株価は9,21MAの間に位置しています。やはりこちらも前回揉んでいた1600Pit付近で戻しております。株価が待つか上昇する21MAを迎えに行くかと言う場面ですが日経と同じ理由で下目線で良いと思います。

日経と似たチャート形状だが、これまで弱かった分、今回の上昇では日経よりも強い相場付きだった。チャートの観方はほぼ同様だが21.63MAは効きそうだから大きな下落の兆候は現状見られない。

ドル円」少したれた9MAですが実体はその9MA付近です。そして21MAは63MAをGCしております。底はフリクラの104円、上は高値を切り下げてきた下向きのトレンドラインの中での動きです。上値トレンドラインに当たり反落、上昇してきた21MA付近で反発と言う動きが今週の動きです。このラインが効いているとすれば再び反落して104円方向に向かうのでしょうか?

どうも下方向を意識しすぎているみたいだね。全く中立の視点でチャートを見れていない気がするよ。現状のチャートを眺めると63MAを起点として上昇波動に転換した可能性がある。下値を21.63MAがサポートしているから下値は限定的と考えるべき。未だに104円を見ているようでは周回遅れと言わざるを得ないね。今見るべきは下値ではなく上値がどこまで出るのかだろう。

「NYダウ」接近してきた9,21MAを陰線で切ってまいりました。日経よりも早く21MAを株価は割ってまいりました。このままですと上昇する21MAを9MAが割ることになりダマシも警戒しなければならない場面です。ここから下げればダブルトップからの下落となり教科書通りの形となります。ネックラインの22500$付近を割るか否かが焦点ですがどうでしょう?

9MAに頭を押さえられている状態だけど、上昇してきた21MAとの間に挟まれヨコヨコの動き。方向感は出ていないがそろそろ煮詰まってきている。この場面だと抜けた方へトレンドが出やすいが、下に63MAが控えているから一気に大陰線で63MAを割ってくると面白くなるが、上方向に見ていくほうが容易か。

「SP500]こちらはダウに比べてやや下有利と言う形に見えます。株価は63MAで反発、下髭をつけて陰線で引けております。63MAが効いていれば下りてくる9MAとの狭い範囲でごちゃごちゃしそうですが、いずれ三線集結模様のチャートですから予断は許されません。

SP500も狭い値幅に三線集結、下値を63MAがサポートしている状態。9.21MAはダマシのデッドクロスが近づいている。63MAを割れるかに注目したいところ。

こうして指標を見れば下有利と考えられますがダマシ臭いダウとまだ9MAの上に実体があるドル円が気になります。しかし、アメリカは中国への投資規制を発動、ダウの上値をさらに重くした印象です。又、日本では増税です。こう考えればチャートとあいまって下有利と考えます。今週は売りで臨みます。

10月は上昇しやすい月だけど増税がどのように響くのかなかなか分かりにくいね。大勢に影響はなさそうだけど、市場心理にどのような影響を及ぼすのかは図りにくい。

4063(信越化)三線は上向きですが株価は9MAを切ってまいりました。形は日経より強い形ですが、、、ドル円も上げ下げの判断がつきにくい状況です。短期上昇の日柄から考えれば調整があってもよし!と言う事で売りで臨んでみます。

確かに日柄を考えると一旦調整入りしやすい日柄と観れる。ただしドル円押し目形成後の上目線なだけに21MAまでで止まる可能性もある。NYが63MAを割ってくればそれに付いていく格好になるのではないか。

今週の経済重要指数は米国の10/04の雇用者数変化や失業率、さらには10/10~11の米中貿易協議を睨んだ株価の動きです。中国に対する投資規制は貿易協議前のブラフなのでしょうか?交渉決裂は経済減速要因です。また超短期銀行間貸し借りのレポ金利が10%と異常高(ネットで見つけた付け焼刃)はリーマンショックの前にも見られた現象です。さらには8/14の逆イールド、危険な中東情勢、やばいドイツ銀行、イギリスの離脱問題。これでヒンデンブルグオーメンでも点灯すれば(笑)と言うことでどうも下げ目線でみてしまいます。「多くに人々がそう思うならば株価は逆行、上げてまいります」なぜなら90%の人は負けているのですから。この言葉がいつも引っかかります(笑)

レポ金10%ね^^;ニュース的にはなかなか面白そうなネタだけど、今更フェデラルファンドレートなんて随分聞かなくなって久しいね。流動性の少ない市場だから異常値が出る事はそれほど問題ではないし、当事者が金融機関だから一般的な市場に与える影響はほぼないだろう。

米中に関しては落としどころが見えない以上気にしてもしょうがない。交渉カードの切り合いを見守るしかないね。

ヒンデンブルグオーメンwww弟子は相変わらず横文字好きだね。そんなものよりもチャートをしっかり見ていれば急落は事前に知ることができるよ。