相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、おはようございます。先週は変則売買で、「下落波動の戻りを取りにいく」短期売買でした。後からチャートを見れば言葉通りの売買ですから何の問題も無いのですが一人でやっていれば持ちすぎて同値撤退がいいところの様な気がいたします。下落する9MAタッチからの再下落ですから、ドテンの売りでしたが見ているだけで入れませんでした。信越も上手く逃げることができました、ありがとうございます!

先週は、大幅安からの一旦反発するタイミング。しかしながらドル売りにに押されて上値が出ない状況だった。そのため弟子には口頭で言ったけど日経が9MAまで待つのを待たずにNYが9MAにタッチしたタイミングから再度下げが来るという話だったね。

今週の予想 コロナショックと呼ばれそうな相場です。感染拡大は世界に広がり、特にイランやイタリアは大変な状況です。これを受けて世界同時株安の様相ですが上海総合のチャートは「さすが中国」と感心する形になっております。ただしここが実体を表現することになれば世界の「終わりの始まり」の入り口となりそうです。

上海だけは別次元の動きになっているね。あれだけ流動性を供給して人民統制すれば何とかなってしまうところが中国の凄さだね。しかしながら今回の流動性供給が負の側面を持つ事も考えておきたい。過剰流動性は巡り巡って後の急落を招くものだよ。コロナが収まって安心したころに、思わぬタイミングで中国発の急落があってもおかしくない。日本が本当に厳しい状況になるのはまだまだこれからと考えておきたい。

「225日経」先物は20320円まで下げてまいりました。CMEは20425円まで戻しました。下げてくる9MAをこの付近で待つか、迎えに行くかという場面ですが待つにしろ、迎えに行くにしろ何れは下に行きそうなチャートに見えます。株価は下向きの三線の下ですから非常に弱いチャートです。週足を見ても長い上髭をつけた陰線で終わっております。下値のめどはわかりませんが意識されるのは抵抗帯としての20000円、昨年12/28の18948円くらいです。ここは下目線のチャートに見えます。

日経は9MAまでの戻りを取れずにそのまま再度の急落。原油の減産調整が決まらずWTI原油先物が急落したことが市場に動揺を招いた格好だ。WTIは歴史的な大底まで瞬間的に売られ、それに伴いドル円も大きくオーバーシュートした。これだけ条件が揃えば日経も急落不可避。ここからは一旦反発の流れなのだが、日本は弱々しい動きであるので急落とは言わないが、9MAからまた下降波動継続と考えたい。

TOPIX」下値の抵抗帯1460Pit付近でとまりました。RSIも12.11と売られすぎの場面ですから反発も考えられますがTOPIX先物は1443.0と抵抗帯を割ってまいりました。こうなると1400Pitが次の目標になってまいります。2/06から始まった下落波動3波に見える形です。ここも下げ目線のチャートに見えます。

TOPIXも同様。日銀のTOPIXETF買いもむなしい。歴史的に観ても結局政府による介入はグローバルマーケットの中ではそれほど大きな力を持っていないという事を忘れているようだね。下手な難平で損失を増やすだけだ。

ドル円ドル円は三年間のボックスから下にこぼれるのでしょうか?米国10年債の金利はなんと0.77と過去最低水準です。ドル売り円買いで急速な円高の原因はこの連動性でしょうか?歴史的ボーダーライン105円を抜いてくるか否か?ですがここは一度も9MAに触れずに下げてまいりました。基本的な動きとしてはここで一旦反発、下りてくる9MAにワンタッチ、そして再度下落で105円を探りにいく。こんな感じに見えます。

それにしてもこれだけの円高は予想外だったね。12営業日で11円の円高とは驚いた。米国債利回りの低下も拍車をかけた。今日は一転急伸して105円を一瞬取ったが9MAまで一気に戻せるかは難しいところ。9MAが下りてくるのを待つ流れか。

「ダウ」日々のボラが大きくて近寄りがたいチャートです。チャートの形は下落2波動目開始と言う場面に見えます。株価は下向きの三線の下9MAについで21MAもDCしてしまいましたのでここからは下を見ていけるチャートに見えます。

マインドが急速に変化する難しい相場だね。それにしても昨夜のサーキットブレーカー発動には少々驚かされた。WTI急落を受けて各方面に影響が及ぶとの憶測が一気に投資家を売りに向かわせた結果と言える。ここからはNYの戻りを観ながら次の動きを探る場面だね。

「SP500」ダウと良く似た形です。株価は三線の下、21MAもDCしてまいりました。ダウに比べれば反発の余地が感じられますが確立は低いものとおもわれます。

SP500も同様の動き。どちらも破壊線となっているからチャートの修復にはかなりの時間が掛かるだろう。それ以上にWTI急落でリセッション入りの可能性が日々高まっている事の方が重大だ。

「米国のカナリヤ、ラッセル2000」久し振りに覗きます。18年8/31の高値1740Pitを抜くことも無く頑張ってまいりましたが今回の下落で下値のトレンドラインを割り込み1450Pitの抵抗帯までもを抜いてきそうな場面です。一旦割りましたがヒゲで戻してまいりました。ここを抜けると下は1270Pit付近まで抵抗帯がございません。1450の抵抗帯は19年から効いている強い価格帯ですから一旦は反発ですか?注目の場面です。

まあ、見た通りだね。急落時には下値の抵抗線なんかあてにならないよ。

今週の決断 ドル円の戻りをどう見るかが今週のポイントです。一旦107円付近まで戻し9MAタッチ、その後下落再開。この予想の動きに日経がどう反応するかです。そして時間軸です。週半ばで9MAに出会いその後下落すれば売り有利ですがダラダラと戻して週末に9MAタッチの場合は買い有利です。迷いますが順張りで売りです!「一旦揉んでも下に行く」師匠のお言葉があたりまくりでマイリマシタ。

急落時にその程度は読めないとプロにはなれないよ^^;

4063(信越化) 株価は三線の下です。下値のトレンドラインT-0を割ってまいりましたが価格抵抗帯11500付近で反発です。ここはトレンドラインT-1の交点でもあり下げ止まりの場所に見えます。ヘッジの意味も込めてここは買いで臨みます。

信越に関してもトレンドラインを割り込み再度急落の場面だからあまり重要視しても意味は無いよ。まぁ、ヘッジしたい気持ちはわからなくはないけど。

注目3銘柄

ミツコシ(3099)1/27 899円売り  順調に下がっております、現在652円ですから利が乗ってまいりました。もう少し経過観察です。

あれ?売ってたんだねwwwいずれにしてもインバウンドは失速だから厳しい決算になるだろう。ただしあまり欲をかき過ぎないようにね。波動転換までは付いていってもいいけど、どうなったら決済するという条件を決めておくことが大事だよ。

コーセー(4922)2/10 14820円売り  一旦21MA付近まで戻しましたが下落再開と考え経過観察です。6日の終値は13440で利が乗ってます。

こちらも同様だが、思ったよりも下値が出ていない印象。下げ渋っているようにも感じるからリバウンドを見極めて。

富士フィルム(4901)2/25 5600円買い  子会社のアビガン錠がコロナに有効というネタで買い参戦!チャート↓うわさ↑の銘柄です。始めたばかりのころうわさで売買して大きくやられておりました。懐かしさもあり経過観察です。6日の終値は5362円で負けております。

これを買ったのは間違い。しかもすぐ後にデッドクロスしたのに切っていないのは全く素人の判断だね。材料に釣られて何も考えずにトレードした証拠。この判断にはコメントする価値がないね。

追加  マザース先物 売り 716円

チャートは弱いが、油断は禁物。大きく売られた分瞬間的に大きく反発する可能性があるから注意。