相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、今晩は!師匠の予想通りコロナは世界規模で拡散してまいりました。オシャレで陽気な国イタリアさえも薬局以外は営業中止です、世界中がコロナでエライコッチャになってまいりました。ファンダメンタルでは↓テクニカルではソロソロ↑と言う場面でしょうか?

コロナは先が見えないね。原油安が売りに拍車をかけてしまったけど、ここからは市場のクラッシュが現実になるかが重要になってくる。近いうちに反発があるだろうけど、コロナ収束までは下降波動が継続すると考えておきたい。

ファンダメンタルズで考えれば、この先の景況感への不安はありながらも日経平均PBR0.8倍、日経採用銘柄平均配当利回り9%は異常値だと言えるね。

今週の予想

「日経225」2008年9月15日リーマンショックのチャートと比較してみました。今回は下落が急です。ただしこのまま下に行くのではなく一旦下りてくる9MAまで戻すのが基本の動きです。当時の大まかな値動きは14000円から暴落8000円付近で戻し9MAにタッチここで再度下落して7000円をつけます。この動きに習えば日経は一旦反発(16690)下りてくる9MAタッチ(19000)で再び下落して14350円または12200円まで下落を予想いたしました。(下値は師匠に習いフィボナッチ)もちろん3/13が反発ポイントであるとは限りませんが出来高の上昇、下ヒゲ、RSIは反発暗示です。ただし反発が急ですと再度下落が始まり買いでは負けてしまいます。基本的には下降波動の戻し狙いですから短期勝負です。21MAまで戻すのはしんどい事の様に見えるチャートです。NYが暴上げで終わりましたので日経が高値で寄り付けば買いの予想も萎えてしまいます。そして今週はFOMC(3/18 27時)です。コロナや原油安をうけて暴落するダウを守るため更なる金利切り下げが予想される場面です。何とややこしい!まぁいつもややこしい場面なのですが(笑)

基本的には一旦反発するポイントが来る。問題はどのタイミングで9MAに戻るのかだね。急落しているタイミングなので大きく戻す可能性も十分にあるが、市場が中央銀行の対応や政府の声明に消化不良を起こしている状態だから思ったよりも低い位置で9MAにぶつかる可能性が出て来ている。(消化不良の割に更なる追加での対策を求める催促相場の様相になっているのがややこしいところ)低い位置での9MA接近となればリーマンショックの時と同様に十分な反発ができずにもう一段安となりそうだ。そうなればフィボナッチの38.2%押し14,900円も可能性が出てくる。

TOPIX]こちらも225と同じような場面で下ヒゲの出来高急増でRSIは9.11で反発暗示です。

現在の状況から言ったら史上初ばかりでテクニカルも何も役に立たないよ。特にAI売買によって今まで以上に行き過ぎる傾向が出ているから異常値は覚悟しなきゃいけない。

ドル円」想定外の動きです。3/06の101.42を底に107.91まで戻しました。下向きの21MAで上値を抑えられた印象ですがまるで週足を見ている様な気分になってまいります。ドルは利下げが確実視されております、コロナの有事は円高の振れるものと考えておりました。この場面で円安に振れてしまうと言う事は円が安全資産ではないと言う判断なのか?万が一そうなれば円安、株安の苦しい場面にはまってしまいます。チャート的には21MAタッチから一旦円高方向に下げる場面と見えます。

この場面でのドル円と株価の関係についてはなかなか書いて説明するのは難しいから割愛。ドル円は101円から大きく戻し21MAの108円台まであった。108円台はショートカバーによるオーバーシュートだろうけど、米国株が戻らないうちは、104円までの間で揉み合う動きになるのではないか。アメリカの政策が効けば円安方向に動く事になりそうだ。

「NYダウ」下ヒゲをつけた陽線で戻してまいりました。下降する9MAをぬけるか否かが今週の見所です。基本の動きは9MAまで戻して再度下落でしょうか?コロナに加え原油の下落ですからこのまま上に向かうとは考えにくい場面です。

月曜寄り付き前にまさかの利下げ発表でドタバタの相場となってしまった。ダウ先物はストップ。夜間では三度目のサーキットブレークとなった。もうすぐ高値から三分の一押しとなる。更なる政策発動を要求しているようだ。気は早いがシェールの倒産が出てくるとクレジットリスクによる更なる下げがやってくる。

「SP500」同じようなチャートです。力強い反発に見えますがこのファンダメンタルで9MAを抜き、21MAを抜き去り元に戻るとは考えづらい場面です。どこまで反発するかが見所ですが9MAタッチからヨコヨコまたは下と見えるチャートです。

SP500も同様の観方だね。

今週は上げ下げ外すとキャインとなりそうな場面です。20日がお休みですから4日間の勝負です。急激な円安の調整に入れば株安要因となります。反発すれど円高進行に阻まれて再度下落、この動きが短期で起これば下有利!月曜日高値寄りを期待して今週は売りで勝負です。

4063(信越化)出来高を伴い陽線で引けました。ここは一旦9MAまで戻すと考えてヘッジの買いで勝負です!ここを切れば8000円付近が反発ポイントと考えられますが、一旦反発と見えるチャートに従い買いで勝負です!

信越は相場全体からは比較的大きく売られていない印象だ。やはりバリュエーションからはそれなりに買い物も入っているようだ。今回の急落ではキャッシュリッチ企業は総じてPBR1倍以上を保っているね。

注目3銘柄

★3099ミツコシ 1/27売り899円 二番底まで観察です。
★4922コーセー 2/10売り14820円 二番底まで観察です。

上記2銘柄は特に感想無しだね。

★4901富士フィルム 2/25うわさで買い(笑)5600円 ここは本日寄り付きで処分いたします

そうだね。チャートを無視した買いだったね。

新2037 金ベア 3/16寄り付きで買い!株安は安全資産としての金の価格を押し上げる逆相関の動きがあります。しかし今回のダウ下落場面では金も下げてまいりました。相関が崩れたのではないか?投資の天才バフェットさんもキャッシュポジションを増やしている場面です。金より自国通貨で更なる暴落に備える。パラジュウムも落ちてまいりました、レアメタル全般に下げ基調です。「王道の金」下げていくのでしょうか?観察いたします。

今回は投資家心理の不安が大きく現金化の流れが継続している。リーマンの時も同様で流動性に問題が出てくると全部売りに傾きやすい。しかし落ち着きを取り戻した時には金の戻りが素早かった事を考えると、更に上下に大きく動く可能性が高いので注意が必要。
今週の売りはいやな予感がいたします。それでは師匠、お休みなさいませ!