相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、こんばんは!またまた、暑中お見舞い申し上げます。

今週の予想(7/26~)日本市場が休場の間米国は上げてまいりました。この上げに日本が付いて行けるか否かが今週の考えどころです。また国内企業の決算発表も控えております、さらには28日深夜にはFOMCです。

米国は高値を更新しているけど日本は下降トレンドにある。日経が下を向いている以上アメリカが上昇したからと言って強気相場になるわけではないのでしっかり足元を見て考えて行こう。

日経225・株価は三線の下です。30700円を天井に緩やかな下降波動を形成中です。2月から4回28300円付近までの押しがございました。リバンドは2/04~11.0% 3/05~7.7% 3/24~6.4% 4/21 4.5%五月に入ってからは下値が27300円付近に切り下がりました。リバウンドは3回です。5/13~6.6% 6/22~4.8% 7/09~ 5.2%そして今回は4回目のリバウンドです。7/20 27330円からのリバウンドですから5%と考えれば28700附近です。リバウンドは徐々に下がっておりますので5%と言う数値は妥当と考えます。つまり今回のリバウンドは下降波動が継続するという仮定に立てば28700円付近までが限界と考えられると思います。米国が強く戻しましたので日経もCMEを参考にすれば28200円付近から始まると予想されます。リバウンドを信じれば、月曜日は寄り天ではなく21MAの28447円、さらには63MAの28663円付近まで戻す形と考えます。日経だけを見れば月曜日から買いで入り、63MA付近28600円まで行けばドテン(笑)各種指標を見てみます。

日経は上値下値切り下げの下降波動継続。先週下値のトレンドライン近くまで売り込まれているので、米国上昇と併せて一旦反発と考えるのは問題なし。しかしながらここで重要なのは日経は米国株に相関していないという事。そして上昇・下降共に波動が長くなればなるほど角度が大きくなってくるパターンがある。弟子は63MAまでの戻りを想定しているようだけど、切り下げる動きが継続しているから21または9MAで上値が止まる可能性も考慮すべき。最初から戻るはずだと決めつけたために最大値でのドテンを取りたいというスケベ根性が出たように感じるね。逆に買いで入った場合のリスクは何かを想定して売買を組み立てないと後手後手に回る可能性を考えよう。余計な事(ドテン)を考える前に一週間で勝てる方向を真剣に考える事が先だよ。

TOPIX 株価は三線の下にあります。株価は鉄板の下値抵抗帯1877Pit付近から戻すように見えます。米国の上げがどの程度影響するかは指標が見当たらないので想像の域ですが日経同様高いところから始まるような気がいたします。ただし三線を一気に抜いて上に出るか否かはわかりません。一応リバウンド開始と見ていい場面です。

TOPIXは、これまでも解説しているが三線集結で横ばい気味の調整相場。これはではトレンドは出ない。三線を挟んで上下に振られるので短期で乗るしかない信頼性が低い相場と言える。

ドル円 実態はやや下向きの21MAの上に出てまいりました。DCしている9MAが気がかりですが63MAが上を向いている場面ですから実体の上昇につられて9MAが再び21MAをGCする可能性も考えられます。下降波動継続の米国10年債ですが株価は一旦戻しましたが下降する9MAを越えられず下に行きそうな場面です。と言うことは直近高値付近まで戻したドル円ですが再び下を見に行くのでしょうか?ドル円だけを見ていると円安方向のチャートに見えますが10年債まで考えますと微妙です。

ドル円は調整継続。三線の中で横ばいとなっているが9.21MAが捻じれているからどちらにもトレンドが出ていない場面。しばらくは様子見だろう。

NYダウ 強い!株価は三線の上に出てまいりました。最高値35091$に迫ります。ここを抜ければさらに上を見に行く場面ですから大切な週になりそうです。株価は三線の上ですから上昇波動継続で上目線で良いと考えます。

DOWは、再度最高値更新。再度上昇波動に戻って来た。63MAを割り込むまではあまり変化はない。

SP500 63MAから反発、株価は三線の上に出てまいりました。やや上値は重そうに感じますが上昇波動継続と見る場面ですから高値を取りに行く場面に見えます。

SP500も上昇波動に復帰。最高値を越えて来ている。観たままなので特にコメントは無いね。

米国指標に大崩れの兆候が見られない今、日経は4度目のリバウンドを継続すると考えますので今週は出だし買いで臨んでみます。

信越化 4063 株価は下向きの三線の下、17200円付近から戻してまいりました。下向きの9MAで止められた形ですが米国の状況からして9,21MAの間から始まりそうな気がいたします。ボックスのように見ておりましたが師匠のおっしゃる様にヘッド&ショルダーとも見とれます。抜けそうで抜けないネックラインです。ボックスの動きと考えて一旦上に行きそうです、よって買いで勝負です!

信越は下値の抵抗線からの反発局面。基本売りトレンドでの反発狙いの買いは推奨していないが、上値は相応に重い事を理解しておく必要がある。陰線が多いときの買いはなかなか勝てないね。

今週は日経、信越化どちらも一旦買いで勝負です。