相場の風~師匠から弟子へ~

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誤算

先週末東京市場は、米国反発を織り込んで下値から大幅に反発して引けしたものの米国反発ならず。本日はまさに行って来いとなり大幅反落し日経平均は先週末につけた下値を割り込み安値引けとなりました。これによって先週金曜日が目先の下値ではなかった事が確定しました。売り込みにくい水準にあるものの米国の下げ止まりが見えてこない以上は買い難い状態が継続しそうです。もっとも日本経済が内包する根本的な問題自体が、海外市場以上の下げを主導している事を理解していない福田内閣の認識の甘さがもっとも大きな問題でしょう。
本日の結果により波動は再度悪化し、多くの投資家が再三にわたる下げで押し目を買いにくくなりました。これだけ上下に振られるとリスク意識が高くなり、相場自体に疑心暗鬼となってしまいそうです。その分チャンスは大きくなるわけですが、リスク管理が勝負を分ける鍵となります。反発場面ではこまめな利食いと浅めのLC(ロスカット)で損失を最小限に止めるようにし、万が一目論見が外れた場合には速やかにPC(ポジションクローズ)する事をお勧めします。焦らず次のチャンスで取れば良いという余裕を持つことが相場で生き残るポイントです。


※本日から投資判断の記述を変更し、ポジションの一部を掲載する事にします。

日経225先物:なし=先日の買いは、日経安値割れ引けの為LC
個別銘柄:新日鉄・住金・大証利食い、ミレアHDはLC

解説:新日鉄・住金は寄り付き付近でPC、大証は引け際まで粘ったが利食い。ミレアHDは目論見が外れ波動が悪化した為、価格に関係なくLC。全てのポジションを一旦クローズし次の展開を待つ事にします。