相場の風~師匠から弟子へ~

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戻るか?

昨日今日と、米国株安で売られながらも何とか踏ん張っている東京市場ですが、徐々に上値が重くなってきているようです。基本観は、下方向となりますが米国株の動き次第では一旦戻りとなる可能性があります。
米国S&P500を例に取ると、現在の1310-1320に比較的強い限定線があり、その下に強い限定線1275と1225-1245の価格帯があります。まずは1310で下げ止まれるかが重要で、下げ止まれば1370ptを目指す展開、逆にこれを割り込めば年初来安値を試す事になりそうです。(Nasは、Dow.SP500に比べ周期のずれがあるため反発時にハイテクが相場の足を引っ張る可能性もあります)
長期的な見通しとしては、長期波動がほぼ下降転換していますからリセッションが確実となれば、サイクル上ここから更に1年〜1年半程度の下降相場となる可能性は十分で、1000pt程度の下値があってもおかしくありません。

個別銘柄の波動でみると先週中頃から買いで入れる銘柄が減少し、売り銘柄が増え始めましたが、昨日今日と徐々に新規にショートで入れそうな銘柄が減少しているように感じます。一旦反発しそうな位置まで下げている銘柄もあり指数が明確に割れない現状では、更に売りをのせるよりも戻りを待つのが賢明と考えます。どちらにしても、この2ヶ月間13500-14500のレンジに閉じ込められてきましたから、どちらかにブレークするのを待つしかありません。
東京市場の中期サイクルを見ると、今後7月〜8月に掛けて循環の悪化する場面があり、そこまで調整又はもみあいとなる可能性があります。(周期上その時期が米国市場の中間反騰時期と重なりそうで、その場合には今年最大の買い場となり、大いに期待できそうです。)

※当ブログ中の記事は、管理人の見通しを率直に書いているものですが、実際のポジションは日々調整・変更又はヘッジ等併用していますから、記事中の表現とは異なる事があります。当ブログの見通しを元にした売買には十分ご注意下さい。「劇薬注意」