相場の風~師匠から弟子へ~

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法案否決

米国下院本会議で金融安定化法案が否決されたようです。それに伴い米国株式市場とドルは急落となっています。明日の東京市場も急落が予想されますが、戻り売りのスタンスを堅持していれば、資産を減らすことなく大きな利益を得ることができたでしょう。
ここまで安くなってくると買いたくなる気持ちもわかりますが、相場全体の波動が悪化した状態が継続しているときには、ちょっとしたきっかけが更なる弱気を作り出し、急落することも少なくありません。
値ごろ感に欲をくすぐられ、思うが侭にポジションを取れば狙いすましたように搾取されるのが相場といえます。冷静に市場環境を判定し対処するためには、己を知ることが大切です。
個人的には、先週金曜日から小勢波の上値に達していそうな金融を中心にショート、そのほか商社・鉄鋼・非鉄・建機など波動の悪化しているものをショートとしました。そのほかTOPIX先物ショート、昨日は225先物を追加でショートしています。
法案否決で米国政府も緊急に新たな打開策を市場に提示する必要が出てくるでしょうから、ここからは大きく上下に振られるボラティリティーの高い相場つきとなりそうです。ここでの急落は陰の極に近いかもしれませんが、安易に手を出せばロスカットさせられる危険も高そうですから、ショートポジションを解消し次の動きが見えるまで静観するのが得策でしょう。