相場の風~師匠から弟子へ~

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剣ヶ峰

 先週の東京市場は、週初から小勢売り転換となり、週末には米国市場急落を受けて大幅安となりました。よもやここまで急激に売られる展開を想定していたわけではありませんが、相場全体が悪い時には、悪材料が次々と出されそのニュースに過剰に反応する事が相場の常ですから、現在の流れも比較的自然な動きであるといえます。
 先週の急落によって、13300円・13000円の限定線は突破され、残すは12572円となりました。これを一気に下抜けるようであれば12000円前半〜11500円前後が見えてくる事になります。今まで以上に、米国市場の動向や為替・商品先物に振り回される可能性も高く外部要因に注意を向ける必要も高まっています。
 基本スタンスとしては、ドル/円の反発を待ち、それに併せて米国市場が沈静化を見せるのを確認しながら徐々に買いを入れていくスタンスで良いでしょう。ただし、十分に引き付けてから買いを入れることが大切で、下値を確認せずに買いに入れば大きく引かされる事になります。来週はまさしく今後の相場を占う意味で剣ヶ峰といえるでしょう。