相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

しばらく忙しくて添削出来てなかったけど少し落ち着いたので再開するよ。

 少しだけ暑さも和らいでまいりましたが「トランプ劇場」は健在でした。NYダウは約600$下げてしまいましたので釣られて日経はGDして20200円付近からの開始となりそうです。しかしダウのチャートを見てみると下がり来る21MAは63MAとDC,しかもこの付近は一旦割った下値トレンドラインが上値抵抗ラインに変化したところです。つまり26200$付近は戻しの限界点で反落の重要なポイントでした。このポイントにあわせて対中強行メッセージを放ったとしたらトランプさんは凄腕の相場師かも(笑)

それにしてもお盆からがちゃがちゃと面倒な展開が続いたね。今の株式市場の最大のリスクはトランプだと世界中のトレーダーに再認識させた相場だった。しかも事前に予想できないからトレーダーにとってはリーマン以上に史上最恐のリスク要因かもしれないねwww

 金曜日の夕方返済ですからこの時点でNYを見ていれば反落予想でイブニング終了まで持ち越しなんて想像いたしますがこれも後解説だから出来る講釈です。金曜日は20720円で引けて負けが少なくてホットしていたのですから(笑)

取らぬ狸のなんとやらだよ。全ての投資家が等しくその瞬間の判断で勝負しているわけだから、実力をつけて判断力を養うしか勝つ道は無いね。

「今週の予想」
CME先物は20135円まで下げて終わりました。こうなると日経は20100円付近からのスタートと予想されます。株価は三線の下、弱い相場です。続落か、反発か 今週はそれを探る場面です。

「日経225」20100円から20700円のボックスで動いていた日経平均ですが月曜日はボックス下限の20100付近からのスタートです。株価は三線の下に位置します。ここは一旦9MA付近20500円まで戻してここを越えるか?反落するか?が今週の勝負どころと思います。もちろん続落の可能性もありますが心理的節目の20000円を割る可能性は小さいと考えます。気がかりは三角持合の下値トレンドラインを抜けてしまったと言うことです。

ちょっと一言言っておきたいんだけど、ここで三角持ち合いと書いているけども以前の予想や想定に縛られ過ぎていると思うよ。既に下値を割っているのだから三角持ち合いという考え方は過去の物。現状は下降波動継続と考えるべき。ここから上値のトレンドラインまで戻れば、状況によって下値の髭を無視して下値の抵抗線として再度評価する可能性も無くはない。

投資家にとって予測は朝令暮改、場面が変われば考え方や相場のアプローチ自体が変化するのは当たり前の事。過去の考え方や予測に捕らわれていると大きなミスに繋がるよ。相場は日々刻々と変化しているのだから予想を翻しても何ら恥ずかしい事は無い。一番恥ずかしいのは間違った予想に拘泥して相場に負ける事。どれだけ解説が上手かろうと相場に勝てなけれは価値は無い。相場師は相場に勝つ以外に存在意義は無いという事を忘れないように。

「TOPIX」こちらもGDで1460付近からの開始です。これまた下値抵抗帯付近からの開始ですから一旦反発を考える場面です。戻して頭上の9MA(1495付近)越えて落ちてくる21MA(1500付近)ここから戻し終了。これが週末ならば反発期待の買いですがいかがでしょう?

TOPIXも日経とほぼ同様のチャート。円高進行により米株よりも随分下に押されている。TOPIXを見ると完全に一段下のBOXに移っている事から日本株は全体的に弱いことは明白だ。円高分がそのまま反映されていると言ってもいいだろう。

ドル円」こちらも同じような動きです。105円から戻すが下降する21MAタッチで反落、トランプ劇場で反落に加速!いきなり105円付近まで戻されました。同じくこの105円付近は反発ポイントです。

トランプショックでついに104円台に到達。日柄はかなり長くなってきているが下降波動は継続中。利下げ圧力によるドル売り圧力と、貿易戦争をめぐるリセッション懸念での円買い圧力でなかなか転換するだけの変化が出にくいようだ。小勢転換するまでは円高傾向が継続すると考えてみていく必要がある。

NYダウ」落ちて25600$、株価は三線の下ですが反発ポイントで止まっております。週足でも63MAで止まったと見えます。ですからダウも一旦反発か?

トランプが狙ったかどうかはわからないけどwwwNYは綺麗に21.63MAで大幅反落となった。現状で言えば25,500-26,400のBOXとなっている。株価は9MAの下で三線は下降の並び。25,500ドルを守れるかに注目したい。ボラティリティが高まっているので上にも下にも大きく動きやすいのは注意が必要。トランプ次第の相場ともいえるのでチャートで判断するのも限界を感じるね^^;イレギュラーな相場と考えて対処するしかない。

「SP500」三線を割ってまいりましたが株価は同じく反発ポイントらしい2820付近で止まりました。21MAが63MAをDCする場面ですから一段下をみるべきか?2800付近の下値抵抗帯からの反発をとるのか?悩ましい状況です。

SP500もDOWと同様のチャート。DOWと比べると少々強いが9.21MAが下降してきているので下降転換した可能性は常にあると考えておこう。

決断!DCした三線をとり下有利と考えるのか、反発ポイントで上有利と考えるのか迷います。中期的には三線、株価の位置から下有利と見えますが短期的には一旦反発で買い!今週は買いで勝負です!

4063(信越化)ダマシのDCから株価は上向きの21MAタッチで陰線引けです。株価は21,9MAの間に位置します。先物が約500円下げたわけですからこちらもGDからの開始であると考えられます。明確な反発ポイントが見当たりませんので一旦63MAまでの調整を考えます。ですからこちらは売りです!

見立てはそれほど悪くないけど、日経上昇予想なら下がらないパターンも考えておきたいところ。例えばすぐ下10,500下の抵抗線で止まる可能性。ギャップダウンしてきた時に直近の窓を埋め終わり下値が63MAまで押さない可能性もある。ドル円が104円まで大きく突っ込んだことで一旦9MAまで戻る可能性など総合的に予想して考えておきたい。日経買いのヘッジ目的という結論であれば納得できなくはないが、信越の直近のチャートは総じて日経よりも強い上昇波動を形成していることを忘れてはいけないよ。