相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、こんばんは!戻しきれず後一歩というところで負けました。発射台が高い!押し目は明確!と師匠の仰る通りの相場になりました(ビックリ)
今週の予想です。
「日経」下降する21MをGCした9Mの上に株価はあり短い上髭の陽線で終わりました。株価がこの位置でがんばると9Mは上昇、21Mは2~3日で横向きから上向きになりGC完成で株価は下降する63MAに向かう相場となりそうです。ただ気がかりなのは日柄です。そろそろ転換してもいいように思えます。10/02 12/03を結んだ上値トレンドライン(21000付近)または63MA(21500付近)が転換点か?目先反発ですが大勢は下落波動なので注意が必要です。日経のチャートを見る限り短期的には上目線でいいように見受けられます。
TOPIX]こちらも21MAを9MAがGC、株価は上向きの陽線で終わっております。21MAがヨコから上向きになるのに日経にくらべて早そうです。その分日経よりはやや強い形と見受けられます。上昇する9MAに守られて63MA付近まで戻しそうなチャートです。
ドル円GCしていますが110円が抜けられません。三度チャレンジですが上値が重い印象です。しかしここで粘れば週半ばまでは9MAも上向き維持ですから抜けるチャンスはあるように思えます。
「NYダウ」先行するダウは63MAを抜けました。株価はそのやや上にある上値のトレンドラインで止められたように見受けられます。しかし、9,21ともに上向きで短期中期ともに強気です。今週のダウはこの上値トレンドラインを超えてくるか反落かが見ものです。前回(12/03)前々回(11/08)にくらべて9,21の形が良いのでこの線を越えてきそうです。
「SP500」こちらも株価は63MAの上に出てまいりました、さらには上値トレンドラインをも越えてまいりました。ダウにくらべてやや強いチャートにみえます。
ダウも日経もそうですがこの戻り相場もソロソロいっぷくしそうな気がいたします。根拠は無いのですが強いてあげれば日柄です。「もどるやないか!」の楽観の中で厭なことが始まりそうです。米国の債務上限問題にからむメキシコの壁どうなるのでしょうか?また米中貿易冷戦は?さらには日韓問題?韓国は台頭する中国と歩み始めるのでしょうか?日米韓連合を抜ける口実に反日を強調、中国寄りに傾き北の脅威を軽減か?地続きの韓国と海を隔てた日本とでは中国の重みが違うのか?
問題山積ですが今週はもう一度買いで勝負です!

4063 信越比較的長い陽線をつけて株価は下降する63MAに迫ってまいりました。9MAは下降する21MAとGC,さらに上をめざすのでしょうか?株価がこの位置で頑張れば9MAは上昇、21MAもヨコから上に2~3日で変わりそうです。今週は下がりくる63MAを抜くか否かが見所です。日経の上昇とあいまって63MAをこえて上値トレンドライン9700付近まで戻すように思えます。今週は63MA抜けと読んで買いで勝負です。

それでは師匠、おやすみなさい。

師匠、またまたこんばんは!今週の重要イベントをまったく忘れておりました。

「1/28 ECBドラギ総裁の演説」
 合意形成なきままのイギリス離脱が予想されます、またイタリアのリセッションが濃厚になってまいりました。混迷するEUに対する中央銀行の舵取りに注目(株価下振れ要因?)

「1/29 EU離脱修正案の審議」
 イギリス議会はまとまらず否決となるが株価は織り込み済みで大きな影響は無いと考えます。

「1/30 28時 FOMC パウエル議長が記者会見」
  前回12/20は思ったよりハト派でないとの市場判断で約500ポイント下げでパウエルショック。今回はどうなるのでしょう?2019年の利上げ予想は3回から2回に、さらには利上げ停止などという意見もあります。米国の景気低迷なのでしょうか?一月には政策変更しないのが常ですから3月のFOMCに注目か?

「1/30 中国副主席がライトハザーUSTR代表と貿易交渉に臨む。
  3/01までの妥協期間の行く末を占う貿易交渉となり注目度も高いので目が離せません。

こんな中のん気に買いでいいのでしょうか?いずれの情報も付け焼刃に過ぎません、ならばチャートを信じてこのまま買い続行です。

またまた師匠、おやすみなさいませ。

今週もブログ移行やら仕事が多忙なこともあって添削できないよ。まぁ今週に関してはあまり急激な動きになりにくいチャート形状だからあまり緊急性はないね。ボラティリティーも低下してもうしばらくはつまらない相場が続きそうだ。

パウエル議長はFOMC後の会見で当面は利上げを見送りとFRB保有資産を縮小する“量的引き締め”も早期に停止すると明言した。これにより米国はリセッションに対して警戒感を持ちながら柔軟な対応をとる方針に転換したようだ。いずれにしてもこれは円高要因となるため日本には逆風となるだろう。

一方中国も減税とインフラ投資で40兆円規模の景気テコ入れ策を進めており、必要に迫られれば、リーマンショックに対する「4兆元対策」の水準もあり得るという。両国とも景気失速に対抗するために身構えている状況。

反対に日本は緩和継続、そして消費税10%に向けてアクセルを踏み続けている。ここで消費税増税できなければ頓挫してしまうという危機感は大きいだろうが、それ以上に現在の日銀の政策を継続すること自体への危機感が希薄なのが滑稽だ。出口の見えない愚策を抱えたままリセッションに突入すれば最終的には日本が最大の金融危機に見舞われることになる。どれだけ金利を下げ流動性を供給したところで、いつか必ず相場は下がる。それを理解していない専門家たちが日本を再度失われた20年に引き戻すことになるだろう。

今年一年は円高株安を念頭にしっかりとリスク管理をしながら進んでいきたい。