相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、今晩は!悔しいほど下げました、現在ダウ先物の下落に釣られて日経先(CME)は前日比約1000円下げて22370円です。このままですと日経は22500円下からのスタートが予想されます。この位置でもみ合うと三線は下向きとなり株価はその下と言う形になります。この下げに対して官製相場はどう戦うのか!これが今週の見所です。特に中国市場はアゲアゲでしたから、ここが崩れるとしたら更なる下落に見舞われそうな場面です。

随分遅かったけど、今更という感じでNYが反応してきたね。中国は大規模とはいえ流動性供給だけで、これだけの上昇を維持できるのは理解に苦しむね。現在の状況を鑑みても裏で随分いじっているように感じるが、出来高の増加を見る限り随分とプレーヤーの中身も変わってきているのかもしれない。いずれにしても中国市場が実体経済を反映し始めれば世界中に更なる地殻変動を起こすことになるだろう。

 「日経225」株価は三線終結から上髭の陰線で引けまして、23386円となり少し9MAをも割り込んでまいりました。CMA先物はなんと22500円付近ですからこのままですと明確に三線集結下離れとなります。このまま下に行くとT-2の22300円、抜けて21200円、更に下げて20200円 この辺が抵抗帯と考えられます。一旦戻したとしても下がり来る三線に阻まれ下を見に行くチャートに見えます。

何とも間の悪い日本市場。月曜日休場でなければもっと入りやすい相場だったね。先週金曜日時点で買いの選択肢はなかったわけだが、月曜日空いていれば売りに乗りやすい形だっただろう。米国の急落を受けて大幅安で始まったがDOW先物ドル円に翻弄されて触りにくい場面になっている。米国株の動向次第となるので油断できない状況だ。

TOPIX」株価は三線の下、日経よりも更に弱い形から米国の下げを受けるわけですからたまりません。下値抵抗帯は1560Pitくらいしか見当たらないチャートに見えます。日経よりも先行していたチャートに日経が追いついたと考える場面です。

TOPIXも同様の動き、チャート形状は日経よりも弱く買いという選択肢はなかった。大きく下げているように見えるが急落というにはまだ物足りない印象だ。

ドル円」112円前半をつけて上昇する9MAを迎えに行く形です。現在111.3円付近です。日経との連動がやや崩れた場面ですがここが下げてくれば日経も↓要因となりそうです。

少し前からドル円日本株の相関が歪んできている事は指摘している。前までは米国の高値警戒感からの逃避としての一時的なドル売りだったが、新型コロナによりもっとも経済が毀損しそうな円売りに変化してきている。そのため単純に円安・株高、円高・株安とはならない。現状ではどちらに振れたとしても取り方次第で悪い円安、悪い円高となる。なかなか理解できないだろうがどちらに振れても日本株にはマイナスに働きやすいと考えておこう。

「NYダウ」1/31までの調整では63MAが見事に機能して反発、その後高値更新と言う強い相場でした。先物からは28200$付近のスタートと考えられます。(現在10時10分)そうなりますと63MAの下からということになります。28000$付近は上昇トレンドラインのT+1がございます。ここが機能すれば反発ポイントと考えられますがここを抜ければT-0の27000$まで下げそうなチャートです。

DOWは急落。ようやく新型コロナの影響に恐怖感がが追い付いた格好だ。チャート自体は悪くなかったものの、この急落には数日早かった印象。9.21MAはデッドクロスしてきたが63MAを割って来る頃には一旦9MAを迎えに行くと考えられる。

「SP500」先物は3257Pit付近ですから上昇する63MA上からの開始が予想されますが株価の上ではおそらくDCした9MAが株価の頭を押さえに来る場面です。63MAで一旦守られる形?ただし、米国の上昇には付き合わず下落にはお付き合いの日経ですからダウやSPの反発は日経に影響があるのでしょうか?

SP500も63MAを大きく割って来た。どの位置から反発するかで今後の動きが変化する為注目したい。

このままでは、下に1000円くらいの窓を開けて始まりそうです。そうなると下降する9MAとの乖離が広がり一旦9MAを迎えに、その後再度下落。こんなシナリオが考えられますが週末金曜日の位置が読めません。

もう一つは中国の動きです。官製相場で上げられたままの株価ですが、香港はすでに下降してまいりました。上海が下げればと言うか実体にそぐうチャートに戻れば世界の株価は下に向かいそうです。どこまで持ちこたえられるかが焦点です。ここで中国が崩れれば日経続落も考えられる場面です。

決断!難しい場面ですがここは一旦9MAとの乖離を埋めに行くと考え買いで勝負です。

弟子が書いている通りここはどこまで押して、反発するかを読む場面。週明けが大きく下げて始まる事を考えれば乖離を埋める為に週の後半に反発があると考えるのは自然ではないか。

 4063(信越化)株価は三線の上ですからまだ上昇を見ていけるチャートです。しかし、25日はDCから始まる相場が予想されますので信越も無傷ではすまない場面です。短期的な日柄を考えれば調整局面とよみこちらは売りで勝負です(ヘッジも考えて)

チャートは比較的良好で21MAも上昇中だからそれほど弱気になる場面とは思えないが、週初安ければ買いの方がチャンスがあると考えた方が合理的ではないか?

気になる銘柄
 ★ミツコシ「3099」 売り 株価は三線の下で下落再開場面です。このまま下に向かうと考えられますので、経過観察。

毎週書いているから特に書く事もないね。チャートを見た通り。

 ★コーセー「4922」 売り 株価は21MAまで戻しましたが再び三線の下にもぐりました。このまま下に向かうと考えられますので、経過観察。

こちらもチャートの通り。下値の抵抗線まで下げたので一旦小反発も考えよう。

 ★富士フィルム「4901」コロナウイルスに対するアビガン錠の使用を示唆する政府の発表や、コロナウイルス検査用試薬の開発で注目を浴びています。株価は下向きの21と9の間ですから上げ下げは微妙な位置ですが、このニュースを原動力に抜ければ上を見ていけそうですが、材料に惑わされるな!の典型的な場面ですから経過観察銘柄です。材料↑チャート↓な銘柄です。

ディフェンシブ色の強い銘柄だけに、チャート自体は下降波動になっていないが判断は中立。瞬間的に買われたが寄与度は未知数だ。それ以上に既存の商品への影響が大きければ意味がない。

今のところダウは下げ止まりで下値で揉んでおりますが予断を許さない場面です。朝まで見ていたいのですが眠くなってまいりました。師匠、お休みなさいませ。

おはよう御座います。方針変更で、売りです。根拠らしいものダウがTー1を切ってまいりました。ここを切ると次は27000のTー0です。ただ、今の位置は前回揉んでいた付近ですから微妙ですが落ちるナイフ状態に見えます。よって売ります。

うーん。感情に流されていないかな?週末まで下げきれればいいけどね。

最近になって日本のスタグフレーションの噂が流れ始めているね。こういった場面ではえてして日増しに悲観が醸成されていくのが常だ。しかしながら前から言っているように今日本の置かれている状況は一時的な悲観にとどまらないだろう。無能な日銀と政府の無策によって日本経済は大転換を迎え、またもや失われた20年へと進むことになる。我々投資家も頭を切り替えて次の一手を見極め、先に繋がる最善手を選び出さなければいけない。

まさに今が終わりの始まり