相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、おはようございます。約4年間ほど積み上げてきたものを僅か2週間ほどで喰ってしまいました。急落は相場の花と申しますが鳥肌物の下落相場でした。もう二度とお目にかかれないとすれば寂しい限りでございます。

これだけ大きな急落はそうは見れないね。それでも相場は無くならないしまた別の形で急落するから、その場面でちゃんと売れるように常に準備しておこう。

 今週の予想

「日経225」株価は三線の下、まさに落ちるナイフ状態です。乖離率(25)-20.49 RSI 10.71一目に至っては雲を抜けて遥か下に株価がございます。すべての指標が「そんな馬鹿な!」状態です。指数を見る限り底打ち反転場面です。

こういった場面では節目もテクニカルもファンダメンタルズも関係ないからね。感情的・強制的な投げが落ち着くまでは判断が難しい状況だね。その中で今週大幅反発となったけれども、根本的にコロナの状況が変化したわけではないから注意が必要だね。

目先大幅反発となっているけど、火曜水曜の大幅反発で21MAちょうどまで戻って来た。定石ではここから再度下へ向かうのが基本だがどうなるか。

TOPIX」一足早く底打ち、反転と見えるチャートになってまいりました。ただし、下降して来る9MAにあたり上髭の短い陰線で引けております。下落場面でよく見る形です。9MAタッチから再度下落。金曜日の取引でダウが下げましたので下方向に行きそうな予感です。

日銀のETF買いもあって急激にNT倍率が低下した。底堅い動きをしていた分戻りを試す局面。こちらも日経同様に21MAにぶつかっている。計算上の戻りの目途に近く、下値を試しに行くと見る所だが・・・。

ドル円」101.42を底に急反発、111.46までありました。2週間で10円動きました。実体は三線の上、9MAは上向いて来ましたので上を見ていけるチャートですが直近高値の112.02を明確に抜けるかどうかが問題です。ここから上げ下げは博打ですがドル買いが続き上を見ていけると考えます。

ドルの供給不安によって、急落前の水準まで急速に戻した。しかしながらFRBもドルの流動性を供給し続けている為更なる上値を買い上がるとは考えにくい。世界中で金利差が縮小している事も念頭に置きたい。通常であれば、市場が冷静さを取り戻すとともに再度円高方向へ振れると考えるのが妥当だろう。

「NYダウ」強いアメリカはどうした!流動性が高まり、金利も下げられてなぜに株価が暴落する?コロナと原油安に負けたのか?29500$付近から18900$付近まで約35%下げました。1/3押しの場面ですがどうでしょう?下降する9MAに触れることなく下落しています。まだ下を見ていけるチャートに見えます。

DOWは38.2%押しを示現。昨夜の上昇でこちらも21MAまで戻った。2兆ドルの大規模経済対策決定で大幅高となったがまだ上値があるかは懐疑的。本来ならダブルボトムを取りに行く事になる。

「SP500」株価は三線の下、SRIもまだ31付近ですから下げ余地ありと見えるチャートです。

昨夜の上昇でも思ったよりも上値が出ていない。

円安は↑要因、ダウ下落は↓要因となり日経平均は股裂き状態です。ただし112円を天にドル円が下げた場合日経は当然下に向かいます。ドル円があげた場合でもNYダウが下がれば股裂きですからこの付近で揉む場面です。ドル円が下がれば株価は下がります。と言う事は「揉むか下げる」と言うことになりそうですから今週は売りで勝負です。怖いのは黒田さんの暴買いです。もちろん激下げのNYもFRBがテコ入れしてきそうです。

TOPIXなどの動きを見ていれば下値が比較的固まってきていた。世界中で経済対策や緩和策が矢継ぎ早に出て来ている事を考えれば今週は反発目線で見ていく必要がある。

実体経済はコロナで止まっております。世界の人の行き来は止まり、サプライチェーンの休止は完成品の達成を阻みます。下がる実体経済に金融が歯止めをかけられるか否かと言う大変重要な場面です。

このような理詰めではない相場で、雰囲気に流されるのは最も良くない事だよ。常に中立な目でどちらに分があるか判断する事が必要。

信越化 4063」株価は下向きの三線の下です。ドル円の暴上げにも反応しなかった株価ですが9000円付近で下げ止まりと言うチャートに見えます。RSIも13ですから反発しても良い場面です。株価は9MAを迎えに行くと仮定すれば短期的には買いもありな場面です。中期的には売りだと思いますが今週はヘッジの意味も込めて買いで入ります。

基本的に中期的に売りと言う意見には反対だよ。日本を代表するキャッシュリッチ企業の一角であり今後さらに需要が見込める中核産業と考える。個別を見る場合には近視眼的に観るのではなくしっかり企業価値を見ていく事が重要。なぜ信越化学が他の主力銘柄と比べて下落率が少ないのかを考えなければいけない。

注目株3選

 3099ミツコシ 1/27 売り  899円   23日寄り付きで手仕舞い

三越は9MAを越えた時点で売り玉を利食いするのが基本。
 4922コーセー 2/10 売り  14820円  23日寄り付きで手仕舞い

こちらも日経反発の場面では利食いが妥当だね。
 4901富士フィルム  先週切りましたがその後何とストップ高、クソ~!と思いきや暴下げ!!(笑)

目先の材料株は理屈じゃないから触る必要はない。

 ★2037 金ベア  3/16 買い   7050円

なぜ金ベアなのかが分からないね。話していたはずだけど、このような危機的状況の初期は資産全売りだから金が売られるが、その後一番最初に戻るのが金という話をした気がするけどね。はっきり言って考え方が間違ってる。
★2038 原油ブル 3/19 買い   305円  辛抱たまらず買いました。

原油自体は下値はそれほどないのは確かだが、原油の需給動向については十分に理解した上での買いとは思えないね。まぁ、負ける可能性は少ないからいいけど。基本現状の増産状況では日産400万バレルも余る計算。4-6月期まではシェールのヘッジが効いてリグ数が急激に減る事は無いとのレポートが出ている。そのため原油の上昇はかなりゆっくりとしたものになりそうだ。

もう一銘柄は決められぬまま眠くなってまいりましたので来週です(笑)それでは師匠、お休みなさいませ。夢の7連勝チャレンジ!

どうやら一回のミスで6連勝分の利益を吐き出すことになったようだね。十分に注意しながら売買しなければいけないね。

私は月曜日からリートを中心に大きく売られた銘柄を買っていたが、昨日の21MAまでの戻りで利食いした。ここからは雰囲気に呑まれて上を目指すのではなく、再度の下げを考えて準備する場面と考える。