相場の風~師匠から弟子へ~

相場の風はHatenadiary閉鎖によりこちらへ移動しました。

雰囲気が変わって来た

ジャクソンホールは、テーパリングを匂わせつつも結局買い入れの縮小だけで期間は示されず、買い入れた資産を減少させる考えは無い事を表明した。週末の雇用統計は予想を大きく下回ったが、特にFRBの計画を変更させるほどの内容ではないだろう。

可能な限り株式市場への影響が出ない無難な発言内容でリスクオフを回避した格好だね。

一方日本は菅総理退陣で一気に雰囲気が変わって来た。頭が変わる事で衆院選での政局リスクが減少する事が好感されるだろう。岸田さんは数兆円規模の経済対策を発表している事も、米国と相関が薄れている日本株浮上に可能性を持たせる。

ただ米国の実質GDPの伸び率が低下してきているため、コロナバブルからピークアウトした先にリセッションの可能性がある。低ボラティリティーが継続しているので突発的な急落サインが出ないか注視しながら付いていきたい。中国経済もリスクを抱えているので注意したい。