昨夜のNY市場は大幅安。ドル円110円突入となって、アイランドリバーサルになってしまったね。
これで過熱感は払しょくされたけど、新たな問題が出て来たよ。
まずドル円だけど、三線の下に一気に潜ってしまった。今回の上昇では先の3/10日高値を取れていない。そこに来て三線を割ってきたことは、一旦中勢上昇波にケチがつく可能性が出て来たということ。すぐに21MAの上に戻れればいいけど、もたついて21.63MAが上値の抵抗線として機能されると中期の予測自体が変わってくる。もう一段安も視野に入れる必要が出てくるね。
次に米国株だけど、一気に状況が変化した。高値でもみ合っていたところから、昨夜の大幅安で三線をすべて下に抜いてきた。高値揉み合いの影響で三線が収束してきていたこともあるけど、米国相場が崩れる可能性を示唆する状況になっている。
崩れる場合の想定として、この後一旦反発するのが定石だけど、すぐさま戻さないと株価が9MAに戻すところで9.21MAデックロス、その後一度ダマシの下げを入れて小反発、この時は9.21MAが上値の抵抗線として効いてくるだろう。その後下抜いて中勢下降転換という流れになりやすい。
トランプ大統領問題や６月FOMC利上げなど流動的ながら相場に大きな影響を与える可能性のあるファクターが、今後どのように動くのかに注意が必要だ。
今夜は、下げ一服と考えるが、続落となるといよいよ上記予測の可能性が高くなってくる。今は買いを控えるべき時間だよ。
