相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、こんにちは!今週の敗因はドル円の下値トレンドラインからの反発、ダウ63MAからの反発をコロナの状況からビビッて下に抜けると考えて、低い位置にもかかわらず売りから入ったのが原因と考えます。昨年の北のミサイル発射の場面の状況から考えて、更にびびって売りから入って大損こきました。この場面とよく似た心理状況でした。チャートはすべてを内包する原則をファンダメンタルに圧されて曲げてしまいました。これが敗因でだと考えます.

チャートよりも感情を優先した結果だね。自分の読みを信じれるだけの実力と雰囲気に左右されないメンタルが必要だね。ドル円反発を読みながらも逆に行っているのはひとえに情報に惑わされるメンタルの弱さだと思う。

 今週の予想 

「225」日経は22700と24000とのボックスで動いているように見えます。上限の24000円は三度目のトライでしたが2/06ワンタッチで2/07は陰線で引けました。この24000円付近はボックスの上限でもあるし又、新しく引きなおした上昇トレンドラインのT-1とも交差する強い場所でした。少し異常とも思える木曜日の上昇もここは抜けきれず一旦反落いたしました。先物は23690円で引けていますから日経もこの付近から始まりそうです。ボックスの下に向けての動きだとしても下には21,63そしてトレンドラインT-0.5、さらには上昇してくる9MAがございます。この多くの抵抗帯を抜けてボックス下限の27000円付近まで行くのでしょうか?コロナの状況を考えれば抜いて行きそうにも思えますが三線、株価の位置、トレンドラインを眺めれば下の限界はT-0.5と上昇する9MAの重なる23500円付近が反発ポイントと見えるチャートです。しかし、三線集結場面ですからどちらに抜けるかは予断を許さない場面です。

先週の日経平均は、ドル急進と共に上昇し24,000円まで戻した。混乱の中新型コロナに効果のある薬が見つかったとの報道が大きかったようだ。実際感染はまだまだ拡大するのは確実なので油断はできない。こういった場面での相場は雰囲気や情報次第で日替わりの様相を見せる為判断が難しい。

三線は21.63.9MAの順で並んでいてその上に株価がある状態。形だけで見るとそれほど強いチャートにはなっていない。下に抜ける可能性も十分にあるが、9MAが戻ってくるまで21MA上で我慢できれば下値をサポートされて上へ行く可能性が高まってくる。三線が交差して近い位置にあるので上下どちらにも振られやすい状況が続く。

中国の都市封鎖や北京の市場閉鎖は自国経済に大きなマイナス要因を与えております。また世界のサプライチェーンの源でもありますので短期的には世界の生産現場にも悪影響を与えることでしょう。こう考えてみれば上昇は考えにくい場面です。

新型コロナによる経済への影響は大きくなっていくだろう。実際に影響が目に見えてくれば相場への影響も大きくなっていく。今回の件で中国依存のサプライチェーンも見直しが進むことになるだろう。しかしながら先読みして悲観する意味はあまりない。弟子が上昇が考えにくいと思っていても市場が楽観に向くこともあり得るし悲観する事もあり得る。最初から上には行かないなどとバイアスを掛けてチャートを読むと大きなミスを犯すことになるので注意しなければならないよ。不確実な雰囲気をチャートを読む時に含めてはいけない。あくまでチャートがメイン、雰囲気は味付け程度と考えるべきだ。

TOPIX」・日経と同じようにボックス上限、またはトレンドラインT-1で反落、陰線を引き短期下落開始か?と言う場面ですが下には21,63,9、そしてT-0.5がございますので急落はない形です。短期下落かもみ合いで9MAの上昇を待つ形と考えられるチャートに見えます。

TOPIXも日経と似たチャートだが少々弱いように感じる。9MAを待つのか9MAを迎えに行くのかでその後の動きが変化するので注目したい。

ドル円」 先週は見事にT-0からの反発でT-1まで戻しました。T-1は長期の下降トレンドラインとの交点でもあり良く機能してここで反落、陰線で終わりました。ここから上に行くことは考えづらく三線集結するT-0.5までの109.5円か抜けてT-0の108.5までの調整場面と考えます。日経との連動性を考えれば、ドル円がT-0.5までの調整とすれば23500円からの反発、T-0までの調整となると日経は23500円を切ってくると考えられます。この状況からの先週の上昇は何らかの大きな力とすればその反動はあるのでしょうか?あるとすればT-0までの調整も十分考えられる場面です。

NYが強いせいもあって110円まで戻してきた。9MAは急上昇して21MAに迫ってきている。予想以上に足元がしっかりしている印象を持つ。先々週の下げが思ったほど下値が出なかったことで強含んでいる格好だ。米国雇用統計も予想以上で投資家のリスクに対する許容度は持っているようだ。

「NYダウ」 63MAからの見事な反発で株価は三線の上に出てまいりました。29408$の最高値を更新して、いっぷくと言う場面でしょうか?9MAは21MAをGCしそうな場面でコロナどこ吹く風の強いチャートに見えます。

DOWは強いね。9MAが21MAに合流する寸前まで来ている。米国自体はコロナの影響は軽微で、中国からの輸入よりも輸出を強化しているわけだからトータル的にはリスクは顕在化していないという感覚だろう。

「SP500]株価は三線の上にあり9MAは21MAを割らずに上昇、グランビルの③で買いのサインです(笑)こちら強いチャートです。米中貿易協議の前進で中国は米国からの輸入を2年間で22兆円増やし、貿易不均衡是正に努力する?こんなニュースが暴上げの根拠か?とにかく米国は強そうに見えます。

SP500はさらに強い。9.21MAがゴールデンクロスとなっている。上値も更新し一応上昇波動継続となった。今後の動きで再度下へ行く可能性があるがアメリカ自体よりも中国の動向の方が重要になるだろう。

今週は「上海総合」も見ておきます。株価は下降する三線の下にありますが、国内状況を無視したチャートにはビックリです。売り禁と18兆円の資金投入するとのニュースが作り出したビックリチャートです。下りてくる9MAに国が勝てるかどうか見ものです。中国屈指の金融、IT集積地「深セン」が07日、都市封鎖のネガティブニュース発表です。下有利と考えますがいかがでしょう?

上海総合は、春節明けの大幅安でMA乖離率が高かったことから戻る可能性は十分にあったと考える。国が介入しているので表面上は軽微な下げで済んだ状況になっているが、基本のチャートでは、9MAから再度下に行くと考えるのが通常。たとへ国が介入したとしても国内の現状を一気に覆すことは不可能なので下へ行くのが自然だ。それに伴い米国などへじわじわ波及すれば再度下方向を見ていく事になる。

今週はコロナの影響を受けて↓、強い米国で↑ どうする?上昇する9MAと63MAを信じて63MAまでの調整から再度24000円アタックと読み買いで勝負です。

本命!信越化(4063)大幅続伸でした、株価は三線の上、T-1をこえてT-1.5に向かう勢いです。上昇が急でしたからこの辺でもみ合い9MAの上昇を待ち再度高値を狙いに行くチャートに見えます。よって、ここは買いで勝負です!

信越は強いドル円上昇に引っ張られて上抜け。日経よりも強い勢いだが乖離が大きくなっているのでこのままヨコヨコで9MAを待つか迎えに行くかが今週のポイント。今週は大きな動きになりそうにないがどうなるか。
今週は、225、4063 ともに買いで勝負です!心配なのは中国の調整です、この状況で無理に作られたチャートの修正は必ず来ます。チャイナショックで暴落のシナリオが心配ですが、日経のチャートはまだ暴落の形にはなっておりません。下げてもT-0.5付近まで、良く下げてもT-0の23000円付近までと考えます。

気になる銘柄 (主に売り目線のインバウンド銘柄から)
売り ミツコシ 3099 師匠のおっしゃるようにもう一段さげての反発となりました(ビックリ)ここから9MAにあたり再度下落の場面です。インバウンドは徐々に効いてまいります。ここはファンダメンタル重視で下げていくチャートに見えます。

三越は弟子の想定している感じは悪くない。しかしながらここまでの一本下げが大きかった分21MAを待ちに行くパターンもあるので大きく下げにくい印象があるね。

売り 寿スピリッツ 2222  鳥取県のお菓子屋さんですが国際線での販売などに注力、インバウンド銘柄ですが訪日客減少で短期的に売り込まれています。業績は9年連続最高純益と立派ですからあくまでも短期で!下降する9MAタッチで再度下落場面?

寿スピリッツも下降波継続中。9MAタッチで下降局面だが大きく売り込まれるほど崩れている印象を受けない。今週は思ったより粘るのではないか?
売り コーセー 4922戻しましたが9MAタッチからの下落か?訪日客減少で下降トレンドはまだ続くと思いますので売り銘柄に入れてみました。

コーセーは前々からの下降波動継続。今回がダメ押しか?一旦21MAまでの戻りを試す場面に見える。その後は再度下降となるだろう。

 注目のマスク3銘柄
3604 川本7980 重松4558 中京
三社ともに高値からのストップ安で急落、ここでふるい落としをかけて再度上昇してくれば4561、以前のオンコと同じ動きになります。この再上昇で作られる二番天井が最後の逃げ場となります。しかしこの上昇を見て買ってしまいます。ここをつかむともう逃げ場は当分やってきません。そんなチャートになるのか否か?絶対に手は出しませんが大変興味の湧く場面です。

この三銘柄とも定番の動きとなっているね。今は短期の反発場面。もう少し戻すのは定番だね。あまり良くない筋も入っているようだから一度戻して本格的な解体作業に入るイメージで考えておこう。出来高激増で陰線か出来高が減少に転じたら触ってはいけない。

師匠、それではお休みなさいませ!