相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

師匠、今晩は!せっかくコツコツ上げたCME225でしたが、「最後に捲くったのはトランプ」と言う事で連休最後の日にドカンとやってきました。米中貿易戦争再開に北が花火まで上げてしまうものですからダウ先物は-500$、CME日経先物も-500円と大きく下げてまいりました。今週はこの下げを受けてさらに沈むのか?戻すのか?を考える一週間です。

10連休の海外市場は心配をよそに堅調だったけど、さすがトランプはしっかりオチを付けてくるねw ボラティリティが低くてつまらない相場だったのが一変しそうな雰囲気だね。こういう時こそしっかり読み切って利益を取りたいところだね。

今週の予想(5/07~)
「日経225」22258円で引けた日経ですがCME先物(21時時点)で21990円ですから株価は9MAの下から始まりそうです。ただし現時点で500$近く下げているダウ先物や63MAを切ってきたドル円の動向しだいでは21MA付近まで考えなくてはならない場面ではないでしょうか?三線はともに上向きですから押しても21MA(21900円付近)までと判断いたします。

少し想定が甘いかもね。関税引き上げが10日だからそれまで劇的な変化が無ければ買いが入りにくい相場となる。ドル円が休み中既に小勢転換している事を考えれば21MAで止まると考えるのは早計だね。

本日時点で63MAまで一気に下げて来た。早急に21MAまで埋められないと22,000円台がアイランドリバーサルのような形になってしまうから注目したい。もうひと押しあれば一旦戻りを伺う展開となるがドル円次第では急落もあり得る形となりそうだ。

「TOPIX」こちらは三線集結の様相ですが株価は21MA付近から始まりそうです。9MAと21MAの間隔は狭まり株価は21MA付近から始まるとすればもう一度63MAをためしに行きそうなチャートです。

三線集結だが、連休前の時点でデッドクロス寸前のチャートだったね。昨日今日で一気に63MAを下抜けて来ている。上値の抵抗線に阻まれた事になる。その上直近下値も割って来ている事から下降波動に転換した可能性が高い。基本スタンスは1600pt程度まで戻ったところを売りで臨みたい。

ドル円」ドカンと110.27円まで下げてまいりましたが反発して110.90円ですが実体は63MAの下でありさらに下値のトレンドラインを割ってまいりました。その上では下向きになった21MAを9MAがDCいたしております。また63MAも上昇に陰りが見えてまいりました。現時点では反発いたしておりますが下を見ていけるチャートではないかと考えます。

連休中にデッドクロス示現。まだ3月の109.69を割り込んでいないが下降波動転換が現実的になって来た。この流れは日本株にとってかなり大きな影響を及ぼしそうだ。基本スタンスは戻り売りだろう。

その他注意したいのが元安進行。今回の関税引き上げが実現すれば中国経済への影響に加え、元安による影響も世界中に再度のチャイナショックを与えるきっかけとなる事も想定しておきたい。

NYダウ」ダウは現在26000$付近を先物がつけております。このまま行けば63MA付近から始まります。株価の上では21MAを9MAがDCして9MAは下がってまいります。そうなると63MAを株価は切ってくる可能性も否定できないチャートです。

DOWは、昨夜のNY市場でデッドクロスとなった。63MAで一旦持ち直した格好だが、関税引き上げ等不透明感から市場がどのように反応するのか見極めたいところ。最高値に届かず陰転してきている為、急落チャートに発展する可能性が出て来ている。注視したい。

「SP500]三線は上向きで株価は9MAのうえで引けて下りますがダウの下落を受けて21MA付近からのスタートです。順調な上昇を続けております。ここからの大崩は想像しにくいチャートに見えます。

SP500は、連休中に一瞬だが最高値更新。形は崩れて来ているが、三線はまだ踏ん張っている。株価も21MA付近で粘り63MAまで押していない。我々がウォッチしている指数の中では断トツの強さだが、SP500に捕らわれずに他の指標をしっかり見て行こう。

ドル円、ダウの21MAと9MAのDCは上昇よりも下げ要因ですから今週はヨコヨコからやや下げと読みまして売りで勝負です!

「4063信越化」株価は上向きの21MAで反発10430円で下向きの9MAのやや下で引けております。9600円付近の抵抗帯を抜けてから日経平均およびドル円との相関が崩れております。63,21MAともに上向きで21MAからの反発ですから買ってみようと思います。と言う事で4063は買いです!

この場面で買いの判断はなかなか微妙だねwwwそもそも連休明け、21MAからの反発なんてシナリオを考えるあたり、休みボケがひどいね。苦笑 どう考えても日経の状況からは21MAを寄り付から割ってくることが確実なんだから、反発なんてするわけがないよ。

確かに直近では日経やドル円との相関が薄くなっているようにも感じるが、セクターの特性上長く続くと考えてはいけない。特にドル円との相関は円高となれば敏感になるだろう。そもそも景気敏感株である以上、チャイナリスクの影響を大きく受ける事を忘れているようだね。63MAの下に下値のトレンドラインがあるからここで反発できればいいが、戻りが不十分だと下値割れのリスクがある。

今、夜の10時です。まもなくNYタイムです。暴下げならば再度思案です。それでは師匠、おやすみなさい。連休中、「移動平均線究極の読み方、使い方」と言う本を読みました。一度見てもらいたいと思います。お手数かけます。

面白そうなタイトルだね。その本は読んでないから見せてもらうよ。