相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

 

 

こんばんは、師匠!少し祇園がみえてまいりましが油断は禁物。米国では、上院でも金融緩和政策が支持されて1.9兆$の経済政策が発動されることになりました。さらには雇用者数も予想の18万を大きく上回り38万人となりワクチンの普及とともに米国の経済を押し上げる要因となりダウは570$の上昇となりました。下目線で見ておりましたが一旦リセット。白紙に戻して今週の予想を立てていきます。

油断しちゃいけない場面だね。全てはチャートをしっかり見ていくのが基本だからね。バイデンの政策がついに上院を通過したから、バラマキが始まれば再度株式市場に資金が流れるのは可能性がありそうだ。しかしながら米国10年債利回りが高止まりしている状況では、両方の要因がせめぎ合う状況。市場がどちらを重視するかで、日替わりで方向性が変わる厄介な相場になりそうだ。まずは米国10年債の入札が無事に通過できるかに注目したい。

今週の予想 米国が約600ドル上げた後の日経ですから高値で始まることは想像がつきますが、問題はここからです(笑)しかも今週はラージSQです。6月切りに切り替えましての売買です。63MAまでの調整で終わるのか、波動転換の入り口となるのか今週は大切な週になります。それでは各種指標を見ていきます。

月曜日に関しては、ほぼ寄り天のパターンだったから買いで入るのは間違いだね。

「日経225」株価は63MAで反発、28864円まで戻しました。上では21MAを9MAがDCしたばかりの状況です。今週の見どころは9,21MAの交点である29500円付近を抜けるか否かがポイントです。さらには、直近高値の30700円を再び取りに行けるか否かも上昇波動継続の重要なポイントになりそうです。米国高を受けて日経も↑目線で良いと考えます。

日経は9.21MAがデッドクロス。21MAも少しずつ横ばいになってきている。一旦戻りとなっているが、上値が9MAに接近。9MAからの反落となるか21MAまでの戻りとなるか注目の場面。定石では9MAから反落し63MAを取りに来るのパターンが有力だが・・・。

「TOPIX」株価はDCした9MAの真下まで戻してまいりました、TOPIX先物では株価は21MAを僅かに抜いてまいりました。こちらも↑目線で良いのではと考えます。

TOPIXは、日銀の買いで日経よりも戻す展開。9.21MAは、デッドクロスだが21MAまで戻っている。このまま21MAを越えられるか、再度9MAを割り込んでくるかで今後の展開が見えてくる。

ドル円」気持ちのいい上昇です。しかし師匠のお見立て通りトレンドラインを引いてみますとT+1にソロソロぶち当たる場面です。この下向きのT+1が効けばここからの上昇はいかがなものでしょう?109円の後半あたりが限界のように見えるチャートです。

ドル円は、綺麗な上昇トレンドが継続。米国10年債利回りの上昇に合わせてドル高が進んでいる。これまで大量に積み上がったショートが踏み上げられているようだ。ドルの増刷と、債券利回り上昇という相反するファクターに市場がどう反応するのか注意して観て行きたい。上値で見ると109円半ばあたりが一つの目安か。ただし9.21.63MAが綺麗に上を向いているので、上昇トレンドがすぐに終わる状況とは言えない。

NYダウ」株価は交錯する9,21MAの上に出てまいりました。上下を問われれば↑と答える場面です。約200兆円のコロナ対策資金のバラマキが始まる。師匠のおっしゃる通り異次元の経済政策と金利上昇の綱引きが米国の株価を決める大きな要因と当面はなっていきそうですね。 

DOWは、63MAからの大幅反発で高値更新。先月までの狭い値幅から、9.21MAを挟んで上下に振られる相場に移行しそうな雰囲気だ。給付金による新しいバブル相場が始まるかに注目したい。個人的にはバイデンによる流動性供給に対して悪材料も混在しているため、ボラタイルな難しい相場になりそうな予感がある。

「SP500」 9MAの上に出てきたダウに比べて 出遅れ感のあるSPです。株価はDCした下向きの9MAまで戻してまいりました。下髭の陽線ですから一旦は↑目線で良いようにも思えますが63と21との間でガチャガチャしながら三線集結することも考えられますので↑↓の判断の難しい場面です。

SP500は、63MA割れからの戻り相場。9MAを越えて21MAまで戻してきているが、9.21MAは下向きで推移しているから今のところ下の方が優勢だが、NASのチャートが回復しなければ上に向くのはむずかしいのではないか。

アメリカの経済政策でダウは↑日経ツレ高で↑と読んで買いで臨みます。ただし戻しの上限は29500円の9,21MAの交点まで、行ってもさらにその上の直近高値の30000円までと考えます。二匹目のドジョウ狙いですがドテンはその時点で考えてみます。一旦はNYの上昇に付いて行きます。

先週たまたまドテンでうまくいったのは良いけど、すぐにその気になって目が曇るのが問題だね。そもそもドテンのスケベ心が頭にあり過ぎて目先を見すぎ。ちゃんと一週間の流れを真剣に読んでポジションを立てないと逆逆で無駄に損ばかりする事になるよ。

信越化(4063)株価は三線の下で少し戻して短い陽線で引けました(17490)株価が早く戻らなければ21MAまでが63MAをDCしてしまいます。信越にとって今週はまさに正念場です。ドル円の予想は↓ですから、これも信越にとって不利な条件です。

信越は下降波動継続。9.21MA両方が63MAを割れてきた。63MAも横ばいから下向きに動き始めている。一旦の戻りはあるだろうが、21.63MA辺りがポイントになる。戻りは売りのチャートになって来た。

今週は先物買い(とりあえず)信越売りとなってしまいました。

やや深い押し目の終わるか波動転換の入り口か?今週は大変重要な週にような気がいたします。それでは師匠、おやすみなさいませ!