相場の風~師匠から弟子へ~

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今週の添削

仕事が立て込んでたのと猛暑でだれてしまって長らく更新お休みしていました。

そろそろと思っていたところに日経急落でなかなか難しい相場環境になってしまったね。休みすぎたのでリハビリがてら今週の添削をしていこう。

師匠、こんばんは!アノマリー通り9月は陰線となりました(32521⇒31857)夏枯れ相場も終わりいよいよウインターラリーの始まりです。この後もアノマリー通りとすれば12月に向けて上げていく相場となりますが、さてどうなるのでしょうか?「米国の予算上限問題が短期的に回避されました」と言うニュースが報じられました。またNY連銀総裁は11月利上げは見送りかと言うコメントを発表、このハト派的発言も米国株価の自律反発に寄与しそうな気がいたします。と言うことで各種指標を見ていきます。

債務上限問題滑り込みセーフだったけど相場は風邪をひいてしまったね。金利の上昇が思った以上に効いてきているようだ。強い経済指標とは裏腹にアメリカ住宅金利も7%を越えてかなりリセッションリスクも意識されている。

日経225 株価は三線の下、9MAは63MAをもDCしてまいりました。直近安値の31275円(8/18)が意識されます。下有利な形ですが、下降波動の入り口ですから油断禁物です。上は33700円下は31200円のゾーンの中で動いております。今は9月15日33634円のゾーン上限から31200円のゾーン下限に向かう動きです。その動きの中で株価は三線の下、9MAは63MAをDCしたという場面です。      

1,ここから戻してもおかしくない位置です(ゾーン上限に向かう)

2,下限31200円を見に行き反発。

3,31200円を抜けてしまう。

今週は9MAを株価が下抜き、やがて9MAが21MAをDC、さらに9MAが63MAをDC。と言う教科書通りの動きで下方向に動いております。こうなりますとやがて21MAが63MAをDCして下降波動が確定するとなれば教科書万歳!となりますがいかがでしょうか?

作戦としてはゾーン下限の31200円付近まで待ち逆張りの買い(待ちきれませんので31500円付近で買い、その後買い下がり)を考えております。よって日経はゾーンの動きが継続、ゾーン底付近から上に戻る動きを念頭に相場を眺めていきます。

先週のチャートが陰転して急落の可能性がある形となっていたからそれほど大きな驚きはないが、9/15日の上値から3000円下げはなかなかだね。200MA手前で反発したが一旦9MAまでの戻りを想定しておきたい。9MA到達後再度200MAを試しに行く可能性は十分あるのでここで気を抜くのは危険。通常の急落波動で考えるとここで終わることはほとんどないから、最悪28000円程度まで想定はしておきたい。

これが200MAを割り込まなければ再度堅調に推移するところだが、今のところこれまでの上昇波動に対する三角保ち合いになりそうだと考えている。機敏なポジション変更が必要な相場になりそうだ。

ドル円 日銀短観FRB議長発言、ISM製造業景況指数など重要指数の発表が控えている今週ですが何よりも日銀の介入がいつなのか?これがすべてで上値の重い展開が継続しております。週足は三線の上、きれいな上昇を続けていますので上目線のチャートです。日足もきれいな上昇三波です。ここからさらに買い上がるのは日柄や介入を考えれば躊躇します。よって見学です。目線はロングで上方向の介入待ちこんな感じのチャートです。作戦としては逆張りの介入待ち、損切りをしっかり入れてショートか?心は乱れますがノーポジ、これが今週のドル円です。

ドル円は、変動幅の少ないじり上げだったが一昨日の瞬間的な下げには驚いた人も多かったろう。介入にしてはいまいちタイミングが甘いし3円しか下がっていないところを見ると介入に見せかけた仕掛けではないか。個人的には介入は152円半ば~と考えている。もともと150円下では利食い売りや仕掛け的な売りが散見されているからわざわざ介入するメリットがあるとは思えないのだが・・・。

NYダウ ダウは三線集結から下に抜けました。株価は三線の下にあり下有利な形です。株価が9MAを回復するまでは下目線で見る形です。週足は株価が63MAまで下げてきました、今週はここを抜けるか反発するかの重要な場面です。週足は各線まだ平行な動きですからこれだけで上下の判断は難しい場面ですが株価が9MAを下にクロスしているので下有利な場面です。

ダウは三線陰転で200MAも割ってきている。これは大きな変化が出るか一気に戻さない限り中勢下降転換と考えていいだろう。日本株も一緒にずるずると下がるのか、それとも資金が日本に向くのか大事な場面。日本に向いたとしてもアメリカの影響を受けるから三角保ち合いが現実的な想定と考えている。

NASはやや戻しましたが陰線で9MAを上にクロスはかないませんでした。SP500も9MAタッチの陰線、下有利な形です。

NAS.SP500も下降転換だがまだ200MAを割り込んでいない。SP500が明確に200MAを割れてくるようだといよいよアメリカの上昇もひと段落という印象。

戻すとすれば下向きの9MAを株価が上にクロスする合図を待つしかない場面です。債務上限問題を一時的に回避できたことが株価にどんな影響を与えるのかを見ていきたい今週です。

個別株 中国市場で売上比率の高い企業のカラ売りが最近のテーマです。

4612・日本ペイント   順調に下げております。  継続

日本ペイントは週足も陰転しているのでもう少し下値がありそうだね。

4911・資生堂      8月中旬から売り目線で注目しています、ここも順調に下げております。ソロソロ日柄的にも一旦反発か?

資生堂も同様。買いが入りやすい水準に接近、下値はそれほど残っていないか。

6954・ファナック    最安値に接近中

ファナックは安値接近。一旦反発も視野だが戻りを売りたい。業績悪化でまだまだしばらく浮上するのは厳しそうだ。

6594・ニデック     ここが守れるか否かと言う場面です、注目!

ニデックも安値に接近中。戻り売りとまでは言わないがチャートは悪い。

6981・村田製作所    逆張りの中国に大投資、どうなるか注目。三線集結危険!!

未だレンジの中にあってトレンドは出ていない。妙味が少ない。

上記5銘柄は売り目線ですが

6752・パナソニック   23/04附近から回復基調、1800円付近から頭の重い展開が続いております。関西の雄、経営の神様が率いた大企業群の復活が待たれます。

綺麗な二番天井の形になってしまったね。200MAを割れなければまだ可能性はあるか。中国市場の影響がどうなるか注目したい。